「自分らしさ」を曲げない。サラリーマンから転身して歩んだ8年間。

 

 

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”人”第5回は「Nash Group」の代表でありながら「Bar Second Space」の現場でも活躍されている杉本(すぎもと)さんです。

 

(「人」とは:メニューではなく、その”人”の半生に焦点に当ててお店を紹介する短編コラムです。)

 

★なにをしているのか

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池袋でバー3店舗を展開する「Nash Group」の代表をしています。

 

 

★いままで、何をしてきたのか

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もともとサラリーマンをやっていて、27歳のときにこの業種に転身・独立しました。

 

●独立の気持ちは「アナログ」へ戻りたくなったから。

 

バーという業種で独立するきっかけはIT会社にいた時です。

当時の部署内では、コミュニケーションの手段は専らPC上でのやりとりばかりで、声を発しないシステマチックさに違和感を感じました。

 

デジタルは間違いなく便利です。でも、近くの席にいたとしても会話が無い。

自分の中でアナログに行きたい気持ちがふつふつと湧き、思い切ってバーをオープンすることにしたのです。 

 

 

 

★初めてのバー経営で歩んだゼロイチ

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当時お店を来てもらうための工夫としてはMixiのコミュニティ機能やGoogleアドセンスを活用していました。

認知だけならビラ配りも一案なのですが、なるべく「気にはなってるけど入れない潜在顧客への後押し」をしようという意識からです。

 

幸いサラリーマン時代は通信系や車販売、IT関係、いろいろと経験していたので、お客さんとの共通する引き出しはたくさんありました。ふつうはある程度バーで働いて、独立したら今までの常連さんに来てもらうことが多いのですが、自分の場合はまったくの0から。それでも、違う経験をしてきたということは強みになっていたのだと感じます。

 

●お願いして来てもらっても、常連さんにはなりにくい

そんな経験からはじまり8年。振り返ると、ずっと気になっていて勇気を持って入ってきてくれた人は、今も来てくださることが多いです。逆にこちらから「来てください!」とお願いしても、いつしか来なくなってしまう場合が多いですね。

 

 

★オーナーとして大切なこと

 

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現在、Nash Groupでは3つのお店があり、それぞれコンセプトが分かれています。

 

1店舗目の「Bar Nash」はウイスキーメイン

店舗目の「Bar Second Space」ではカクテルに力をいれています。

そして3店舗目の「池袋クラフトホール」はダイニング形式で比較的早い時間につかってもらおうという意図があり、ビールとラム酒メインでやっています。

 

 

●店長の得意分野のために、口出ししない

重要なことは、バーテンダー歴の長さと知識の豊富さは一緒ではないことです。

自分はのべ8年やってきてお酒について広く知ってはいますし、グループでもそれを超える人はいません。

それでも、1つの分野に対する知識の深さは圧倒的にすごい人はいるのです。

 

それぞれの店でコンセプトが分かれているのだから、得意分野を磨いてもらうために、口出しはしない。

オーナー視点ではスペシャリストを適材適所に配置していくことが大切だと考えています。

 

 

●ミーティングは欠かさない

 

それでも任せっきりではなく、情報共有は必要不可欠。

ふだんはグループメッセージで情報共有を行い、店内・客観的な事象(売上等)に変化があったときは直接行っています。

 

バーは人で成り立つものです。しかし、時としてセールス的には良い飲み物でも話し手の微妙なニュアンスの違いから上手く伝わらなかったりすることがあります。そんな人という商材が輝くために、 ミーティングをしてそこがぶれないように修正していくことはとても大切な仕事です。

 

 

 

★最も苦労したこと

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実は、 3号店は1度潰して移転したという経緯があります。

移転前のお店はスケルトンからすべて作り込んでいました。それだけエネルギーを使っていただけに、拡大すると金銭的なダメージも付きものだと感じました。

 

それでも、自分は前を向いていました。

 

独立前は、どこか「平和」だったんです。

周りの人たちみんながみんな、仕事の時間があって、プライベートの時間があって。

全員時間管理が画一的な中で、自分は常に「自分らしさを」念頭においていました。

1度しかない人生なのに、型にはまった感じはいけないのだと。それが信念なんだから、絶対に曲げないし、苦労も厭わない。

 

 

 

★Nash Groupのこれから

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 まだまだ道の途中ですが、現在はバー業態の中心であるお酒に関することだけではなく、フードの部分も経営的な視点でトライ&エラーを繰り返して次へステップにつなげていこうとしています。

 

間違いなく言えるのは、自分は現場でのコミュニケーションが好きだということ。サラリーマン時代も、ムードメーカー的なポジションとなって社内のカンフル剤になることを嬉しく感じていました。独立してからは更に、自分のチャネルにない方がいっぱい来て個人的にもすごく勉強になっています。これからグループとしてどこに広がっても、かならず現場という自分のポストは確保していくと思います。

 

  

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